2023.08.03

住宅展示場60ヵ所のGoogle マップ活用方法。ブランド名以外のキーワードにも注力 / 住宅メーカーS社

今回お話を伺ったS社では、九州エリアに根ざした体制で注文住宅、建売住宅販売を行っています。

2022年4月より住宅販売来場者促進アップの目的でGoogle ビジネスプロフィールを活用。60件にのぼる住宅展示場にて、SO Technologiesの店舗集客支援サービス「ライクル」をご利用いただいています。

今回は、同社の営業企画部 和田 竜門様に、住宅展示場におけるGoogle ビジネスプロフィールの活用内容や成果、今後の展開についてお伺いしました。

Sammary

ご利用企業名
住宅メーカーS社
ご利用期間
2022年4月〜現在
効果・成果
一般キーワード「住宅展示場」の検索流入が218%に向上(※)
一括投稿機能による作業効率・ミス防止
運用する現場担当者への認知拡大と取り組み意識の変化
※1 導入前後3ヶ月 2022年1〜3月-2022年4〜6月の比較
  • 住宅メーカーS社 営業企画部
    和田 竜門 氏

    Google ビジネスプロフィールやMAツールなどの導入推進、イベントの企画運営、工場案内やYouTube出演などを幅広く担当

取材企業・住宅業界について

住宅メーカーの販社として九州地方にて住宅販売を行う

御社の事業内容や特徴についてお教えください。

和田氏:九州エリアにて注文住宅・建売住宅・土地の販売等を行っています。

九州エリアは地域ごとに特徴があり、福岡などの都市部と、鹿児島・宮崎、大分などの都市部から離れるエリアではWeb広告による集客反応が変わるため、地域ごとのニーズに合わせた集客をする必要があります。例えば福岡県内でお話しすると福岡エリアはバナー広告などの王道なWebマーケティングが有効である一方、北九州エリアでは途中離脱が多いなど、数字でも違いが出ます。

御社のWebマーケティング体制についてお教えください。

和田氏:県ごとに計8拠点あり、基本的に全社としての施策は本社が、エリア施策はエリアごとに実施しています。

施策として注力しているのはWeb広告で、主にFacebookやInstagram広告、リスティング、バナー広告を行っています。オフラインでは、ポスティング、地域のイベント出店などもしています。

住宅業界におけるマーケティングの現況についてお教えください。

和田氏「まずは選別していただけること」が非常に重要になってきています。近年では、お客様が展示場にお越しいただく前にあらかじめWebにて各住宅メーカーの情報収集を行ってから来場される形が非常に増えております。総合展示場に入っているメーカーを実際に回って探すよりも、あらかじめ調べておいた1~3社に絞って来場されるイメージです。数字でも現場での集客は難しくなっており、反対にWeb上の集客数は増加傾向にあります。そのため、展示場に来ていただく前にWeb上や口コミの評判など、情報収集の段階で他社との差別化を図り、お客様にある程度気に入っていただかなければならないと思います。

Google ビジネスプロフィールについて

Google ビジネスプロフィールは来場促進の重要施策

Google ビジネスプロフィールを活用する目的や位置付けについてお聞かせください。

和田氏一番の目的は来場促進です。効果的なマーケティング施策は数年ごとに移り変わっていくと思いますが、少し前まではGoogleでの検索順位が重要だったと感じています。最近では、InstagramやGoogle マップなどで検索する人も増えてきて、弊社のような店舗を構えるビジネスではGoogle マップのプロフィールを整えることや口コミ評価向上は直接来場促進につながる施策だと考えていますので、有効的に活用していきたいです。

総合展示場の存在を知っているお客様はその付近を調べられると思うので、マップ活用において検索時に1、2位に出るかどうかは大きいです。(マップ上では)比較もしやすいので、コンテンツにも力を入れる必要があります。

住宅業界全体として、Google ビジネスプロフィールへの印象・活用状況をどのように捉えられていらっしゃいますか?

和田氏:弊社の活用状況でも100点満点で50点くらいの状況だと思っていますし、住宅業界全体では取り組みの差が激しいと感じております。小規模な企業ほど積極的に活用されているイメージがありますね。

不動産業界はまだまだレガシーな体質だと感じることも多いので、現時点ではまだ先行者利益を得られる印象ではあります。

ライクルの活用方法・成果

主に投稿機能などの情報発信で作業効率上昇

ライクルの機能活用についてお伺いします。よく利用いただいている投稿機能の活用方法をお教えください。

和田氏:キャンペーンやイベントの情報発信に利用している一括投稿機能は、ライクルを利用している中で一番ありがたいと思っている機能です。新しいイベントが出たら1個1個手作業で消して投稿を繰り返す必要がありましたが、ライクルを使うと一括で同じ情報が投稿できる点が時短にもなり、ミスを防ぐという意味でも大変役に立っています。

また、商品機能は名前のとおり商品を告知する場所として活用していましたが、最近はイベントなどの予約導線につなげる形で利用できると知ったので、実際に展示場の予約ボタンを作成し集客を図っています。

新しく追加された写真の管理機能は、登録している多数の写真を一元管理できるので、非常に重宝しております。基本的にすべての展示場で写真を掲載しているのですが、オープンクローズが頻繁にあるため、(写真掲載が少ないことを)見落としていた店舗にこの機能で気付きました。

レポートの活用方法をお教えください。

和田氏キーワードレポートで検索数別で見られるのはとても役立っています。弊社の場合、比較的ブランド名は認知されているため、検索キーワードで上位に社名が並ぶことが多いですが、反対にブランド名以外のキーワードで調べると、まだまだ伸びしろがあることもわかりますので、今後の施策展開の検討にも活用できています。

ライクルの定例会をどのような機会として利用されていますか?

和田氏:月1の定例会を行っていただける企業とのお付き合いは多々ありますが、中でもライクルの定例会は非常に良心的な印象があります。積極的にご提案いただけるだけでなく、新たな課題を見出すことができる場であると思っています。Googleマップへの取り組みは注力すべき施策ですが、日々、他の業務に追われてしまっているので自分ひとりで取り組むよりも定例会にて課題解決していった方が作業効率も上がりますし、ありがたいです。

ライクルを導入して実感されている成果はありますか?

和田氏:定量的には検索ボリュームが大幅にあがってきており、検索時の表示回数も増えています。注力し始めたブランド名以外のキーワードでの数値も少しずつ伸び、「住宅展示場」での検索流入は218%に増えています。(※)
(※)2023年1月~2023年3月、2023年4月~2023年6月の比較

また、直近で現場にも心境の変化が生まれてきたと思っています。そもそもGoogle マップに掲載できることや、レビューができること自体を知らなかった担当もいましたが、社内への認知が進み、レビューがあればさらに集客を見込めることも理解されつつあります。クチコミ収集はまだ満足に取り組めていないのですが、低評価のクチコミがつかないようにお客様に一生懸命向き合っていこうという意識も現場に出てきています。

サービスに対するご要望や、改善してほしい点があればお教えください。

和田氏:使いこなせていない部分もあるかもしれないですが、レポートのカスタマイズがしたいです。好きな組み合わせを抽出して、さらに課題までセットで出せると嬉しいです。

今後への期待・メッセージ

集客改善にはGoogle マップが必須。知見の深いライクルの活用を進めたい

今後どのようにGoogle ビジネスプロフィール活用に関する展望をお教えください。

和田氏:集客に寄与するクチコミをたくさん集めること、よい評価をいただけることに注力していきたいと思います。現場で良い接客をしたのであればそのままの評価をいただきたいので、現場と一緒に取り組まなければいけない部分でもあります。周知と理解浸透、導入までは本社の仕事だと思っていますが、ある程度伴走したあと、最後の最後は現場にも協力いただく必要があります。

そのためにも、マニュアルや業務フロー構築を整える必要があると思うので、ライクルさんにも一緒に支援していただきたいですね。

最後に、御社と同じような課題を抱えている企業様に向けて、アドバイスと、メッセージをお願いいたします。

和田氏:集客は当社にとっても課題ですが、集客で少しでも改善したいということであれば、Google マップの改善は必須だと思います。同様の取り組みを行う業者様は沢山あると思いますが、その中でもライクルのご活用を進めたいというのが一点です。ライクルにはGoogle マップに関する知見の深い方が多い印象があります。プラスアルファで施策をご提案いただくこともあるので、使い方に悩まれたら一度お話を聞いてみるといいかもしれません。

こうしたツール類は、一歩ずつ、手探りで少しずつ進めていくものなので、ひとりだと挫折してしまうこともあると思います。私たちもライクルの皆様と一緒に進めていけたらなと思っています。

本日はありがとうございました!

さいごに

今回は、住宅メーカーS社の和田様にお話を伺いました。

住宅業界ではWeb集客が年々重要になってきています。Google マップ(ビジネスプロフィール)は来場促進の目的達成に非常につながりやすいとお話されていたように同社ではライクルを通じて積極的にGoogle ビジネスプロフィール活用を進め、結果にも出始めています。

ライクルでは今回伺ったお話も踏まえ、さらなる機能強化と活用支援につとめてまいります。

この度は、貴重なお時間をありがとうございました!

企業情報

  • 住宅メーカーS社
    • 本社所在地:福岡県福岡市。
    • 九州エリアにて注文住宅、建売住宅販売を行う。

ライクルについて

Google ビジネスプロフィールの一元管理を実現。
正確な店舗の情報をGoogle マップや検索画面に表示させ、集客まで支援します。

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